
常夏の楽園グアム。美しいビーチやショッピング、美味しいグルメを楽しむためには、快適な移動手段を知っておくことが重要です。この記事では、「空港からホテルへのアクセス」「観光中の移動」「シーン別おすすめの交通手段」まで徹底解説。グアム旅行をよりスムーズに楽しむための情報をまとめました。
【グアム交通事情】旅行前に知っておきたい移動の基本

グアムは面積が小さい島ですが、公共交通機関は限られており、日本のように電車はありません。観光客の移動は主にシャトルバス・タクシー・レンタカーの3つ。目的や滞在スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。旅行前に各手段の特徴を理解しておくと、当日の移動がスムーズになります。
| 移動手段 | おすすめシーン |
|---|---|
| シャトルバス | 主要観光スポットやショッピングモールを効率的に巡りたい人に最適。特にカップルや友人同士の旅行で、買い物や観光を気軽に楽しみたい場合に便利。 |
| タクシー | 短距離の移動や、荷物が多い時、複数人での移動におすすめ。時間を節約してスムーズに目的地に行きたいときに活躍する。 |
| レンタカー | グアム旅行のリピーターや自由度を求める旅行者向け。家族やグループ旅行で広範囲を移動したい場合や、島の東部・南部などローカルエリアを探索したいときにぴったり。 |
日本からグアムへ直行便の基本情報

- 出発都市:東京(成田・羽田)、名古屋(中部)、大阪(関西)、福岡から直行便あり
- 所要時間:3時間30分〜4時間前後
- 航空会社:ユナイテッド航空、JAL、ティーウェイ航空など
- 運賃目安:往復3万〜4万5千円前後(時期により変動)
都市別の便と「到着時間帯に応じた移動手段」
| 東京発(成田・羽田) | 成田:昼出発・夕方到着が多く、シャトルバスやホテル送迎で移動しやすい。 羽田:夜発・深夜到着便あり → タクシーや事前予約送迎が必須。 | 家族旅行や初めての渡航なら、ホテル送迎を事前予約して安心。 |
| 名古屋発(中部国際空港) | 昼便が中心で、グアム到着は夕方〜夜。 シャトルバスの運行時間内に到着することが多く、DFSやGPOへそのままアクセス可能。 | ショッピング目的ならシャトルパス購入がおすすめ。 |
| 大阪発(関西国際空港) | 深夜便が多く、現地到着が真夜中になることが多い。 シャトルは運行していないため、タクシーまたはホテル送迎必須。 | 深夜到着後の移動はタクシー料金($20前後)を想定しておくと安心。 |
| 福岡発 | 所要時間は約3時間半。昼発〜夕方到着のケースが多い。 ・到着後すぐにシャトルバスが利用可能。 | 九州から直行できるメリットあり。効率重視の短期旅行に最適。 |
【空港アクセス】グアム空港からホテル・市内までの行き方
通常到着(昼~夜)
観光客が最もよく利用するのはシャトルバスやホテル送迎サービスです。主要ホテル(タモン地区のリゾートホテルなど)では、宿泊予約と同時に送迎を追加できることが多く、料金は片道 $10〜20 程度。予約サイトやホテル公式ページから簡単に手配できます。
また、タクシーは空港到着ロビーに常駐しており、ホテルエリアまでは10〜15分、料金は $20 前後が目安。日本語は通じにくいので、行き先のホテル名を英語表記でメモしておくと安心です。
・シャトルバスはホテル間を巡回するため、到着まで時間がかかることがあります。
・タクシー利用時は、チップ(料金の10〜15%)を別途支払う習慣があります。
早朝到着の場合
朝方に到着する便の場合、シャトルバスの運行が始まる前で待ち時間が発生する可能性があります。この場合はホテルの専用送迎かタクシーが確実です。ホテル公式サイトから「空港送迎(Airport Transfer)」を事前予約でき、多くの場合は24時間対応。
予約の方法
・ホテル公式サイトや予約確認メールから「Airport Transfer」を追加
・旅行代理店を通じてパッケージ予約する際に送迎付きプランを選択
・早朝はタクシー台数が少ない場合があるため、事前予約しておくと安心。
・子連れや荷物が多い場合は、送迎サービスのほうがスムーズ。
深夜到着の場合(シャトル運行なし)
深夜便での到着は、シャトルバスが運行していないケースが多いため、タクシーまたは専用送迎が必須となります。タクシーは深夜でも利用可能ですが、待ち時間が発生する場合があり、事前に送迎サービスを予約しておくのがおすすめです。
予約の方法
・ホテル送迎:宿泊予約時に追加可能(料金は片道 $15〜30 程度)
・専用送迎サービス:現地の旅行会社や日本の大手旅行サイト(JTB、HISなど)から事前手配可
・24時間対応のオンライン配車サービス(現地ではGrabなどは未対応。基本はタクシー予約)
・深夜到着時は人通りが少なく不安を感じることもあるため、空港出口でスタッフが待機しているホテル送迎が最も安心。
・遅延などで到着時間がずれた場合に備え、フライト情報を事前に送迎会社へ伝えておくとトラブル防止になります。
【観光の移動手段】シャトルバス・タクシー・レンタカー徹底比較

シャトルバス
グアム観光の定番手段。DFS(Tギャラリア)・マイクロネシアモール・グアムプレミアアウトレット(GPO)など、人気スポットや主要ホテルを巡回しており、ショッピングや観光に便利。
料金の目安
- 1回乗車
-
$4〜$7(約600〜1,000円)
- 1日乗り放題パス
-
$15前後(約2,200円)
- 5日間パスなどの長期割引もあり
【注意点】
・運行時間が決まっているため、自由度は低め
・早朝・深夜は運行していない
・混雑時は座れないこともある
タクシー
空港やホテルから観光地まで、フレキシブルにドアツードアで移動できる手段。荷物が多い時や家族・グループ旅行に便利。
料金の目安
- 初乗り
-
$3.00(約450円)
1マイルごとに $2.40(約350円)追加
- 空港〜タモン地区
-
$20〜25(約3,000〜3,800円)程度
チップ(10〜15%)が必要
【注意点】
・料金が割高(特に一人利用の場合)
・英語でのやり取りが必要になることが多い
・流しのタクシーは少なく、ホテルやモールでの手配が一般的
タクシー乗車時の注意点
グアムでタクシーに乗車する際には、以下の点に注意しましょう。
- メーターの確認: 乗車後、メーターがゼロになっていることを確認しましょう。
- 運転手のID番号と顔写真の確認: 運転手の顔写真とID番号(登録番号)を確認しましょう。ID番号は控えておくと、万が一トラブルがあった際に役立ちます。顔写真とID番号の掲示がないタクシーの利用は避けるようにしましょう。
- トラブル時の対処法: 万が一、料金トラブルなどが発生した場合は、動画を撮影しておくと証拠になります。
レンタカー
自由度が最も高い移動手段。タモンエリアから離れたローカルビーチや絶景ポイント、レストラン巡りに最適。
料金の目安
- 1日レンタル
-
$50〜70(約7,500〜10,500円)
保険込みで $80〜100(約12,000〜15,000円)になることも
- ガソリン代
-
1リットルあたり約$1.2〜1.5(日本よりやや安め)
【注意点】
・国際免許証が必要
・右側通行、日本と逆方向の交通ルールに注意
・駐車場の有無を確認しておく必要あり
・交通違反の罰金は高額なので要注意
免許証と保険
21歳以上で日本の運転免許証を持っていれば、グアム到着から30日以内の間は運転が可能です。しかし、不測の事態に備えて、国際免許証を取得しておくことをおすすめします。国際免許証は、各都道府県の運転免許試験場などで取得できます。
また、レンタカーを借りる際には、必ず保険に加入しましょう。格安のレンタカーの場合、保険の内容が薄く、もしもの時に追加で高い料金を支払わなければならない可能性もあります。加入する保険の補償内容はあらかじめよく確認しておきましょう。
【シーン別おすすめ】旅行スタイルごとのベスト移動手段

子連れファミリー旅行
- ホテル送迎+シャトルバス
-
子ども連れの旅行では、移動の安全性と手軽さが第一。空港からはホテル送迎を予約しておけば、スムーズにチェックインでき、到着直後の移動ストレスを減らせます。観光中はシャトルバスを利用すれば、主要スポットを手軽に移動可能。
友人同士のショッピング旅行
- シャトルバスのフリーパス
-
DFS、マイクロネシアモール、プレミアアウトレットといったショッピングスポットを中心に動くなら、シャトルバスのフリーパスがコスパ抜群。1日乗り放題や数日間パスを利用すれば、移動費を気にせず買い物に集中できます。
自然派・アクティブ派
- レンタカー
-
ビーチ巡りやシュノーケリング、ローカルエリアの探索をしたい人にはレンタカーが最適。タモンの中心地を離れて、イナラハン天然プールや恋人岬などの自然スポットを訪れることができます。
短期滞在・効率重視
- タクシー
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1泊2日や2泊3日のように滞在が短い場合は、移動時間を節約できるタクシー利用が効率的。観光スポットを効率的に回りたい人や、限られた時間でショッピングも観光も楽しみたい人におすすめです。
【便利情報】交通費の目安・運転ルール・予約方法まとめ

料金目安
| シャトルバス | 1回 $4〜7(約600〜1,000円)、フリーパスは $15〜20 前後(約2,200〜3,000円)。ショッピングや観光を1日に何度も移動するならフリーパスがお得。 |
| タクシー | 初乗り約 $3(約450円)、空港〜ホテルエリアは $20 前後(約3,000円)。距離制料金なので、複数人で乗ると割安感あり。 |
| レンタカー | 1日 $50〜70 程度(約7,500〜10,500円)+保険料。保険込みでは $80〜100(約12,000〜15,000円)が相場。 |
交通ルールと注意点
- 右側通行
-
日本と逆なので慣れが必要。特に交差点での右左折に注意。
- シートベルト必須
-
後部座席でも着用義務あり。違反すると高額な罰金。
- 国際免許証が必要
-
レンタカー利用は必須。渡航前に日本の運転免許センターで発行しておく。
- 飲酒運転は厳罰対象
-
日本以上に取り締まりが厳しいので絶対に避けること。
便利な予約方法
空港送迎(ホテル送迎)
- ホテル公式サイトから直接予約可能。「Airport Transfer」としてオプション追加できるケースが多い。
- 料金は片道 $10〜20 程度。深夜・早朝でも対応しているホテルが多い。
- 旅行代理店(JTB、HISなど)を通じてパッケージに組み込むとスムーズ。
シャトルバス
- 現地購入:DFSや主要ホテル、モールのカウンターでフリーパスを購入可能。
- 事前予約:一部の旅行会社では日本からオンラインで購入できるプランもあり、現地到着後にスムーズに利用できる。
タクシー
- ホテルのフロントで呼んでもらうのが一般的。流しはほとんどいない。
- 空港やショッピングモールには常駐タクシーがあるので安心。
- 長距離利用(半日観光など)の場合は、定額チャーターを事前予約できる業者もある。
レンタカー
- 大手レンタカー会社(Hertz, Avis, Nissan Rent a Car Guamなど)の公式サイトから予約
- ExpediaやRentalcars.comなどの比較サイトを利用して料金比較
- 空港や主要ホテルでピックアップできるので便利。
まとめ|グアム旅行に最適な移動手段の選び方
グアム旅行では、到着時間や観光目的、旅行スタイルによって最適な移動手段が変わってきます。空港からホテルまでは、昼や夕方の到着ならシャトルバスや送迎サービスが便利ですが、深夜や早朝に到着する場合はタクシーや事前予約した送迎が安心です。観光中は行き先や目的に応じて、シャトルバス・タクシー・レンタカーを上手に使い分けることで効率よく楽しめます。また、家族旅行や友人同士のショッピング旅行、アクティブに動きたい人や短期滞在など、旅行スタイルによっても最適な移動手段は異なります。事前に情報を押さえておけば、現地での不安も少なくなり、より快適で充実した旅が叶うでしょう。















