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想像と違った|インドネシアのトイレは本当に汚いのか?日本人が気になる衛生ポイント

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インドネシアへの渡航を計画している皆さん、旅行の準備は順調でしょうか?異文化に触れる旅は心を豊かにしますが、海外旅行で誰もが一度は気になるのが「トイレ事情」ではないでしょうか。日本に比べると「海外のトイレは汚い」という先入観を持つ方も少なくないかもしれません。しかし、今回お伝えするインドネシアのトイレ事情は、皆さんの想像を良い意味で裏切るかもしれません。実は、場所によっては「日本を超える」清潔さを誇るトイレも存在するのです。

今回の記事では・・・

都市部の最新施設から地方の伝統的なスタイル、さらには現地での利用マナーや携帯すべきアイテムまで、渡航者が安心して対応できるよう、インドネシアのトイレ事情をご紹介します!

目次

インドネシアのトイレ文化の基礎知識:意外と日本と似ている!?

まずは、インドネシアのトイレに関する文化的な側面から見ていきましょう。一見すると日本とは異なる習慣が多いように思えますが、実は意外な共通点もあります。

間接的な表現:日本人と通じる「お花摘み」感覚

インドネシアではトイレのことを一般的に「Kamar kecil(カマル クチル)」と呼びます。これは直訳すると「小部屋」という意味で、直接的に「トイレ」という言葉を使わない、どこか奥ゆかしい表現です。
さらに、用を足しに行く際にも「Saya mau ke belakang(サヤ マウ ク ブラカン)」、つまり「裏へ行ってくる」という遠回しな言い方をする場合があります。これは、日本人が山言葉で「お花を摘みに行く」や「雉撃ちに行く」と表現する心理と非常によく似ています。人前で生理現象について直接的な表現を避けるという点では、インドネシアと日本人の間に共通の文化的な感性があると言えるでしょう。このような背景を知ると、現地の文化に少し親近感が湧いてくるのではないでしょうか。

トイレに関する現地語講座:いざという時に役立つフレーズ

いざという時に困らないよう、トイレを探す際に役立つインドネシア語のフレーズをいくつかご紹介します。これらのフレーズを覚えておけば、現地の人に尋ねる際にスムーズです。

トイレはどこですか?
「Di mana kamar kecilnya?(ディマナ カマル クチルニャ?)」

すみません、ここにトイレはありますか?
「Permisi, ada kamar kecil di sini?(プルミシ、アダ カマール クチル ディ シニ?)」

すみません、トイレットペーパーはありますか?
「Permisi, ada kertas toilet gak?(プルミシ、アダ クルタス トイレット ガ?)」

数字で見るトイレの普及状況と地域差:進化するインフラ

次に、インドネシア全体のトイレの普及状況を統計データから見ていきましょう。インフラの進化が、どのように人々の生活に影響を与えているのかが分かります。

家庭用トイレの普及率とMCKの役割

インドネシア中央統計庁の2022年版『住宅・衛生環境指標』によると、インドネシア全体の家庭用トイレ普及率は86.06%と非常に高く、ほとんどの家庭に専用のトイレがあることがわかります。
かつては、村や町内で共同で利用する公衆浴場兼トイレ「MCK(Mandi-Cuci-Kakus)」が重要な役割を果たしていました。「Mandi」は入浴、「Cuci」は洗濯、「Kakus」はトイレを意味する頭文字を取ったもので、各家庭に設備がない地域を中心に作られました。しかし、現在のMCKの利用率は0.28%~1.65%と極めて低く、多くの家庭が専用のトイレを持つようになったインフラの進化を物語っています。これは、インドネシアの生活水準が向上し、衛生環境が改善されてきた証拠と言えるでしょう。

地域による格差:パプア州の課題

全体的な普及率は高いものの、地域によって大きな格差があるのも事実です。特にニューギニア島に位置するパプア州では、トイレ設備を持たない世帯が24.43%に上ります。これは、インドネシア国内で最も低い水準です。パプア州は、経済的・社会的開発が他の地域と比べて遅れており、その影響がトイレ事情にも及んでいると考えられます。
したがって、インドネシア全体が清潔なトイレ環境を享受しているわけではなく、訪問する地域によっては、依然として課題が残る場所もあるということを理解しておく必要があります。これは、旅行の計画を立てる上で重要な視点となるでしょう。

インドネシアで見かける3種類のトイレとその特徴:知っておくべき「使い方」

インドネシアのトイレは、場所によってその種類や使い方が大きく異なります。ここでは、遭遇する可能性のある3つの主要なタイプとその特徴、そしてそれぞれをスマートに使いこなすための「使い方」をご紹介します。

①日本に近い「清潔で快適な」水洗トイレ

最も快適に利用できるのが、このタイプのトイレです。高級ショッピングモール、オフィスビル、観光客向けのカフェなど、比較的新しい施設や都市部の主要な場所で見られます。
多くの場合、水洗式で、トイレットペーパーも完備されています。ただし、トイレットペーパーの補充が追いついていない場合もあるため、念のためポケットティッシュの携帯は必須です。温水洗浄便座はまだ稀ですが、手動でハンドルを回して水を出すタイプや、ほぼ確実に「ホース型のシャワー」が設置されています。
このホース型シャワーは、紙を使わず水で洗浄するためのもので、インドネシアの人々にとってはごく一般的な使い方です。右手でホースを持ち、水圧を調整しながら使用します。水流が強いこともあるため、注意しながら使用しましょう。このシャワーを使いこなすことが、インドネシアのトイレを快適に利用する鍵となります。

②「紙がない」洋式トイレ

ジャカルタなど都市部でも、ローカル向けのショッピングモール、路面店、少し古めのオフィスビルなどでは、この「紙がない」洋式トイレに遭遇することが多くあります。見た目は日本の洋式トイレと変わりませんが、個室内にトイレットペーパーが設置されていないのが特徴です。
トイレットペーパーがない代わりに、通常は個室内にゴミ箱が設置されています。これは、トイレットペーパーを水に流すと下水管が詰まる可能性があるため、使用済みの紙はゴミ箱に捨てるという習慣があるからです。そのため、このタイプのトイレを利用する際は、必ずポケットティッシュを持参し、使用後は備え付けのゴミ箱に捨てるようにしてください。

けいちゃん

日本人にとっては「流す」のが当たり前ですが、現地の習慣を尊重することが大切です。

③「水と手桶」で洗い流す伝統的なトイレ

郊外や古い建物、家庭などでは、日本の和式トイレに近い形状で、水と手桶を使って排泄物を洗い流す伝統的なタイプのトイレもまだ見られます。このタイプのトイレは、便器の横に大きな水桶が置かれ、そこから手桶で水を汲んで使用します。
具体的な使い方としては、右手で手桶を持って水を汲み、左手でその水をすくいながら排泄物を直接洗い落とします。最後に便器の中も手桶の水で流し、綺麗にします。この際、インドネシアでは「左手は不浄の手」とされており、食事や握手など、人との交流には右手を使うのが一般的です。これは、排泄物を扱う際に左手を使う文化的な背景に由来します。
このタイプのトイレでは、床や便座が水で「びしょびしょ」になっていることがよくあります。これは、水で洗い流す習慣があるためで、清潔さを保つための行為ですが、日本人にとっては「汚い」と感じるかもしれません。

トッティ

心理的なハードルは高いかもしれませんが、いざという時のために、この「使い方」を知っておくことは重要です。ウェットティッシュや除菌シートなどがあれば、より安心して利用できるでしょう。

「日本を超える」清潔さの秘密と、知っておくべき衛生面

一部のインドネシアのトイレが「日本を超える」とまで言われる清潔さを保っているのには、確固たる理由があります。しかし、同時に注意すべき衛生習慣も存在します。

公共トイレの清掃体制と清潔さの秘密

インドネシアの主要な空港や高級ショッピングモールでは、清掃スタッフが常駐し、利用後に即座に清掃を行う体制が整っています。これにより、常に清潔な状態が保たれているのです。
例えば、インドネシアの玄関口であるスカルノ・ハッタ国際空港第3ターミナルのトイレは、「隙のない清潔なトイレ」として知られています。筆者が2018年に利用した際も、デザインの洗練さと清掃スタッフの常駐により、驚くほどきれいだったと記憶しています。床があまりにもピカピカで、鏡のように反射するほどだったとのことです。このような徹底した管理体制が、「日本を超える」清潔さを実現している秘密と言えるでしょう。

インドネシア・トイレ協会:清潔なトイレを支える取り組み

このような清潔なトイレ環境を維持・向上させている背景には、「インドネシア・トイレ協会」の存在があります。この非営利団体は、会長を務めるナニン・アディウォソ氏が1999年のシンポジウム参加をきっかけに、インドネシア人の健康と生活の質の向上にはトイレ環境の改善が不可欠であると志し、2002年に設立されました。
特に観光客誘致の一環として公共トイレの環境改善が推進され、「観光用トイレ基準ガイドライン」の策定や、優秀な施設への表彰活動など、具体的な取り組みを行っています。空港用のガイドラインでは、案内表示から個室の配置、手洗い場のサイズに至るまで細かく基準が設けられており、ASEANの公共トイレ基準にも沿ったものです。これらの地道な活動が、インドネシアの公共トイレの清潔さを支えているのです。

一方で注意すべき衛生習慣と「汚い」と感じる可能性

しかし、すべてが完璧というわけではありません。インドネシア独自の衛生習慣が、日本人にとっては「汚い」と感じる原因となる可能性もあります。
例えば、水桶式のトイレに慣れている人の中には、洋式トイレの便座の上に靴を履いたまましゃがんで使用する人もいます。また、ホース型シャワーを体が「びしょびしょ」になるまで使う人もいるため、便座や床が水で濡れていることが頻繁にあります。伝統的に、インドネシアの家庭ではシャワーとトイレが同じ空間にあることが多いため、商業施設のトイレで体や足を洗う人もまだいるようです。
これらの習慣により、床が常に湿っていたり、便座が汚れているように見えたりすることがあります。これは現地の文化的な「使い方」によるもので、悪意があるわけではありませんが、日本人にとっては生理的に抵抗を感じるかもしれません。そのため、旅行中はウェットティッシュや除菌ジェルを携帯し、必要に応じて自分で便座を拭くなどの対策をしておくと、より安心して利用できるでしょう。

旅行者が知っておきたいマナーと実践的アドバイス

インドネシアのトイレを快適に利用するためには、いくつかのマナーと実用的な準備が必要です。これらを知っておけば、旅先でもスマートに対応できます。

トイレットペーパーの流し方:ゴミ箱の利用が基本

インドネシアの下水設備は、日本のようにトイレットペーパーが水に溶けて流れることを想定していない場合がほとんどです。そのため、トイレットペーパーが設置されているトイレであっても、基本的に使用済みの「紙」は水に流さず、個室内に設置されたゴミ箱に捨てるのがマナーです。下水管の詰まりを防ぐためにも、このルールは必ず守るようにしましょう。うっかり流してしまわないよう、常に意識しておくことが大切です。

「Musholla(ムショラ)」に注意:間違って入らないために

商業施設やオフィスビルでは、トイレの近くに「Musholla(ムショラ)」と呼ばれるイスラム教徒の礼拝室が設置されていることがあります。ムショラは、お祈りをするための神聖な空間であり、その近くには礼拝前に体の一部を水で洗い清めるための洗い場があります。
これらの洗い場がトイレのように見えることもありますが、礼拝のための施設であり、トイレではありません。特に古い建物や小さい施設では表示が分かりにくい場合もあるため、間違って入ってしまわないよう注意が必要です。入口の表示や雰囲気で判断し、誤って立ち入らないようにしましょう。

快適なトイレ利用のための持ち物リスト

インドネシアでのトイレ利用をより快適にするために、以下のアイテムを携帯することをおすすめします。

ポケットティッシュトイレットペーパーがない場所は多いため、必需品です。
ウェットティッシュ便座の清掃や手を拭くのに便利です。「汚い」と感じる場面で大活躍します。
除菌ジェル手洗い場がない場合や、石鹸がない場合に重宝します。使用後の手軽な除菌に。
携帯用ウォシュレット水洗浄に慣れている方や、より清潔に保ちたい方には特におすすめです。ホース型シャワーがない場合でも安心です。
トッティ

これらの準備をしておくことで、急な生理現象にも慌てることなく、安心して旅を続けることができるでしょう。

まとめ:多様なインドネシアのトイレをスマートに使いこなそう

インドネシアのトイレ事情は、一言で語り尽くせないほど多様性に富んでいます。都市部の国際空港や高級ショッピングモールでは、清掃が行き届いた「日本を超える」清潔なトイレを享受できる一方で、地方やローカルな施設では、紙を使わず水で洗浄する伝統的なスタイルや、独自の「使い方」に適応する必要がある場所も存在します。

しかし、この記事でご紹介したように、事前の知識と適切な準備があれば、どのようなタイプのトイレに遭遇しても、慌てることなくスマートに対応できるようになります。
インドネシアのトイレ文化や習慣を理解し、ポケットティッシュやウェットティッシュなどの必需品を携帯することで、生理現象に関する不安は大きく軽減されるはずです。
多様なインドネシアのトイレ事情を理解し、適切に使いこなすことで、皆さんのインドネシアでの旅は、より快適で思い出深いものになることでしょう。ぜひ、現地での新しい発見と体験を存分に楽しんでください。

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