
- ANAマイルを使って国際線旅行を計画している方
- 特典航空券の最新ルールを事前に知っておきたい方
- ANAマイルを貯めている方
記事概要
2025年6月24日以降の予約・発券分から、ANAマイレージクラブの「国際線特典航空券」の制度が大きく変更されます。
今回の改定は、ANA国際線特典航空券・提携航空会社特典航空券の両方に影響するもので、必要マイル数の増加、片道旅程への対応、国内線乗り継ぎルールの変更、さらにはスターアライアンス世界一周特典航空券の終了と、内容は多岐にわたります。
特に、ハワイ路線をマイルで利用している方や、地方空港を発着地にしている方は要注意です。リゾート好きにとっても無視できない今回の改定内容を、以下でわかりやすく整理します。
2025年6月24日以降の予約・発券分から、
ANAマイレージクラブの「国際線特典航空券」の制度が大きく変更されます。
今回の改定は、ANA国際線特典航空券・提携航空会社特典航空券の両方に影響するもので、
必要マイル数の増加、
片道旅程への対応、
国内線乗り継ぎルールの変更、
スターアライアンス世界一周特典航空券の終了と、内容は多岐にわたります。
特に、ハワイ路線をマイルで利用している方や、地方空港を発着地にしている方は要注意です。
リゾート好きにとっても無視できない今回の改定内容を、以下でわかりやすく整理します。
ANAマイル改定詳細
ANAマイレージクラブには3種類の、マイルで引き換えられる特典航空券がある。
- ANA国内線特典航空券
- ANA国際線特典航空券
- 提携航空会社特典航空券
国際線に搭乗できるのは、ANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券の2つだ。
ANA国際線特典航空券は、基本的にANAグループ便にしか搭乗できない。
提携航空会社特典航空券は、スターアライアンス加盟航空会社など、全日本空輸(ANA)が提携する航空会社の運航便に搭乗できる。
今回、ANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券について、いくつかの変更が発表された。
適用開始日
- 2025年6月24日以降の予約・発券分から
対象特典航空券
- ANA国際線特典航空券
- 提携航空会社特典航空券
1. 必要マイル数の増加
主に、ハイシーズンに利用する場合とビジネスクラス・ファーストクラスに利用する場合に、必要マイル数が増加。
マイル数の改定は2年連続。
路線 | クラス | 改定前(往復) | 改定後(往復) |
---|---|---|---|
日本~ハワイ | エコノミー | 43,000マイル | 65,000マイル |
日本~ハワイ | ビジネス | 90,000マイル | 135,000マイル |
※ハイシーズン対象期間:
2025年1月1日~3日、4月25日~5月11日、7月18日~8月24日、12月15日~31日
2. 片道旅程に対応
ANA国際線特典航空券・提携航空会社特典航空券ともに、往復のみ→片道でも利用可能に!
※必要マイル数は往復旅程の概ね半数程度
路線例 | クラス | シーズン | 必要マイル数(片道) |
---|---|---|---|
日本〜韓国・ロシア1 | エコノミー | ロー | 6,000マイル |
日本〜ハワイ | ファースト | ロー | 60,000マイル |
※片道での特典利用が可能になることで、片道LCC・復路マイルなど柔軟な使い方がしやすくなります。
3. 国内線乗り継ぎ条件の厳格化
種別 | 従来 | 改定後 |
---|---|---|
ANA国際線特典航空券 (国内乗継) | 往復各2回まで | 往復各1回まで |
提携航空会社特典航空券 (国内乗継) | 往復各2回まで | 往復各1回まで |
これにより、利尻・対馬・五島福江・女満別・北九州など地方空港からのマイル旅が難しくなる可能性があります。
また、提携航空会社特典ではANA運航便以外の国内線は利用不可(共同運航便も除外)となる点も注意が必要です。
4. スターアライアンス世界一周特典航空券の廃止
スターアライアンス世界一周特典航空券の新規発券終了。
最大12区間・8回まで途中降機が可能な人気の特典航空券で、太平洋・大西洋を横断して世界を一周できるルートが魅力だったが、今回で終了へ。
まとめ
ANAが2年連続でマイル数の改定を行い、今回は国際線の特典航空券が対象となった。
往復のみから片道も対象となったことで利便性は増したが、ビジネスクラス、ファーストクラスやハイシーズン時のマイル数の増加は痛いところ…
閑散期やエコノミークラスでの変化はそこまで大きくないものの、燃油サーチャージ額の変動もあり、今後の利用では注意が必要。
また国内線の乗り換え条件の変更も、利用者は特に注意が必要となる。
今回の改定は街の物価が上昇しているように、マイルのインフレーションというトレンドを強く感じさせるものになった。
貯めたマイルは計画的に利用するのが、賢い旅に必要なのは間違いないだろう。
