
ハワイの美しい景色の中を、レンタカーで自由にドライブしたい!そんな夢を抱いている方も多いのではないでしょうか。でも、ふと疑問に思うのが「ハワイで運転するのに国際免許って必要なの?」ということ。今回は、そんな疑問を解決するために、2025年最新の情報をもとに、ハワイでの運転と国際免許の関係について徹底解説します。
ハワイで運転するには国際免許はいらない?

実はハワイでは、観光目的であれば日本の有効な運転免許証だけで運転が可能な場合があります。
ただし、滞在期間やレンタカー会社の規定によっては国際免許が求められるケースもあるため注意が必要です。
この記事では、
日本の免許証だけで運転できる条件
国際免許が必要になるケース
注意すべき運転ルール
をわかりやすく解説します。
旅行前に「知らなかった…!」と慌てないよう、ぜひチェックしておきましょう。
ハワイでは日本の免許証だけで運転可能

ハワイ州では、観光目的の短期滞在者(通常1年未満)であれば、有効な日本の運転免許証をそのまま使って運転することが可能です。
つまり、「観光で1週間だけ滞在」「レンタカーで観光地を回る」といった一般的な旅行者であれば、国際免許証を持っていなくても運転することが認められています。
その際の条件として「日本の免許証+パスポート(コピー不可)」を携行していることが必須です。
必要なもの
国際免許が不要な代わりに、以下の2点が必要になります。
- 日本の運転免許証
-
有効期限内のもの(必須)
- パスポート(コピー不可)
-
入国日の確認と顔写真の確認(必須)
たきザルレンタカーを利用する際は、ドライバー名義のクレジットカードも必要です。
国際免許が必要になるケース


国際免許がなくても運転できるとはいえ、いくつかの理由から国際免許の携行が推奨されています。
ハワイ現地 警察官による誤解の可能性
万が一、事故や交通違反で取り締まりを受けた場合、ハワイでは一部の警察官が日本の運転免許証の内容を理解できず、無免許運転と誤解してしまうことがあります。
このように誤解された場合、本人または弁護士が裁判所に出頭しなければならないケースもあり、旅行中の大きな負担となってしまいます。
こうした誤解やトラブルを防ぐためには、国際運転免許証の携行が安心です。国際免許証は英語で表記されているため、現地の警察官にも内容をすぐ理解してもらいやすく、不要な手続きの遅れや誤解を避けることができます。ハワイで快適にドライブを楽しむためにも、日本の免許証に加えて国際免許証を持参することを強くおすすめします。
但し、国際免許証だけでは運転できません。日本の運転免許証の携行も必要です。
在ホノルル日本国総領事館も国際免許証の携行を推奨
ハワイで運転を予定している方に向けて、在ホノルル日本国総領事館も国際運転免許証の携行を推奨しています。
総領事館の公式ウェブサイトでは、現地での運転に関する注意喚起が掲載されており、
「日本の免許証だけでは現地警察官に理解されない可能性がある」点についても注意を促しています。
そのため、ハワイで安全に運転を楽しむためには、日本の運転免許証に加えて国際免許証を携行することが最も確実な方法です。
これは、トラブルを未然に防ぎ、現地でのやり取りをスムーズにするうえでも大きな安心につながります。


国際運転免許証の取得方法と申請場所


国際運転免許証は、有効な日本の運転免許証を持っていれば誰でも取得できます。申請は、住民票がある都道府県の運転免許試験場や運転免許センター、または一部の指定警察署で行うことができます。
申請時には、必要書類と証明写真(縦4.5cm×横3.5cm)を提出し、手数料として2,350円前後がかかります。
運転免許試験場や免許更新センターで申請する場合は、その日のうちに即日交付されるのが一般的です。一方、警察署で手続きを行う場合は、後日交付となることもあるため、旅行出発の1〜2週間前には取得を済ませておくのがおすすめです。
| 申請場所 | 運転免許試験場 免許更新センター 一部警察署 |
| 必要なもの | 国外運転免許証交付申請書(申請窓口にあります) 現在有効な日本の運転免許証 パスポート 写真(縦4.5cm×横3.5cm)1枚 ※6ヶ月以内に撮影したもの 手数料 2,350円前後(申請する都道府県によって異なる) |
| 取得にかかる時間 | 運転免許試験場や免許センターでは、即日交付されるのが一般的です。一部の警察署では、後日交付となることもあるため、必ず日にちに余裕を持って申請しましょう。 |
注意点
運転免許が停止中の場合は、国際免許の申請はできません。免停期間が終了してから申請するようにしましょう。
日本の運転免許証の有効期限が残り1年未満の場合は、日本の運転免許証の更新を済ませてから申請しましょう。
国際免許に関する詳しい情報は、警察庁のウェブサイトでも確認できます。
国際免許証の有効期限
国際免許証は発行から1年間有効です。
海外で運転する際は事前に有効期限を確認するようにしましょう。
国際免許は何歳から取れる?
日本で国際運転免許証を申請できるのは、有効な普通自動車免許を持つ18歳以上の方です。
発行自体に年齢上限はなく、運転免許証が有効であれば何歳でも申請できます。
ハワイの交通ルールと運転の注意点


ハワイで安全に運転するためには、現地の交通ルールを理解しておくことが重要です。日本とは異なるルールも多いので、事前に確認しておきましょう。
ハワイでの交通ルール
ハワイでは、日本とは反対の「左ハンドル・右側通行」です。最初のうちは感覚がつかみにくく、特に交差点や右左折のときは注意が必要です。
信号待ちや車線変更の際には、つい日本の感覚でハンドルを切ったり、ウィンカーとワイパーを間違えたりすることもあるので、落ち着いて運転しましょう。
また、信号の配置や標識の英語表記も日本とは異なります。「STOP」「YIELD(ゆずれ)」「SPEED LIMIT」など、基本的な英単語をあらかじめ覚えておくと安心です。
標識の意味を理解しておくことで、スムーズに走行できるだけでなく、現地でのトラブル防止にもつながります。
シートベルトとチャイルドシート
ハワイでは、運転者も同乗者も全員シートベルト着用が義務です。前席・後席を問わず、着用していないとその場で違反切符を切られることがあります。
また、ハワイでは、ブースター・シート法により10歳未満のお子さまのチャイルドシートの着用が法律で義務付けられています。
但し、7歳以上10歳未満で身長が4フィート9センチ(約145㎝)を超えていれば、車両用のシートベルトをしめるだけで問題ありません。以下の対応表を参考に確認しておきましょう。
| 年齢 | 必要なブースター |
|---|---|
| 2歳未満 | 後ろ向きのハーネス付きシート |
| 2~4歳未満 | 後ろ向きのハーネス付きシート、もしくは、前向きのハーネス付きシート |
| 4歳~10歳未満 | ハーネス付きシート、もしくはブースターシート |



違反した場合は、最大500ドルの罰金と4時間の講習が科せられてしまいます。 お子さんの安全のためにも必ずチャイルドシートの着用をしましょう!
赤信号でも一時停止して右折OK
ハワイでは、赤信号でも安全を確認したうえで右折が許可されている交差点があります。
ただし、標識に「NO TURN ON RED」と表示されている場合は、赤信号での右折は禁止です。
つまり、信号が赤でも必ず止まって安全を確認し、「NO TURN ON RED」の標識がない場合のみ右折可能というルールです。
この標識を見落とすと交通違反となるため、初めての方は特に注意が必要です。
スクールバスは追い越し禁止
走行している車線上で、前方に「黄色いスクールバス」が乗降中の赤いライトを点滅させて停車している場合、ライトの点滅が終わるまで停車しなければなりません。追い越しは禁止です。
但し、中央分離帯がある場合に限り、反対車線側の車は停止の必要はありません。
ハワイでは歩行者優先が徹底
ハワイ州ではクロスウォーク法(横断歩道法)という法律で、歩行者の安全を優先する運転が義務付けられています。横断歩道を渡ろうとしている歩行者や、すでに渡っている人がいる場合は、必ず一時停止して安全を確保してから発進しましょう。
日本のように「歩行者が少し離れているから大丈夫」と判断して進むのはNG。歩行者が横断歩道に“足を踏み入れた瞬間”から優先権が発生します。
違反した場合は150ドル以上の罰金を科されることもあります。
ハワイの速度制限の表示
ハワイの速度制限はマイル表示です。日本と単位が異なるため注意し、制限速度を守って安全運転を心がけましょう。
- 一般道
-
25-35マイル(約40-56km/h)
- 高速道路
-
55-65マイル(約88-104km/h)



1マイル(mil)に馴染みがないですが
1マイル×1.4=kmに変換できるので、覚えておくと現状のスピード感覚がわかり安心ですよ♪
ハワイでレンタカーを借りる際のポイント


ハワイでレンタカーを借りる際には、いくつかのポイントがあります。事前に確認して、スムーズに手続きを進めましょう。
レンタカー会社の選び方
レンタカーを借りるときは、料金・車種・サービス内容をしっかり比較して、自分の旅行スタイルに合った会社を選びましょう。
会社によっては、日本語対応のスタッフがいる場合もあり、英語が不安な方でも安心して利用できます。
さらに、空港からの送迎サービスを行っているところもあるので、移動がスムーズで時間の節約にも◎です。以下の関連記事を参考にしてみてください。


ハワイでのレンタカーの予約方法
ハワイでレンタカーを借りる方法は、以下の方法があります。
1.旅行前に直接レンタカー会社に事前予約をする
2.航空券やホテルと合わせて申し込む
3.現地到着後、レンタカーの営業所へ行って直接申し込む
4.ホテルの窓口で予約をする
ではハワイでレンタカーを借りる際、一番のおすすめな予約方法はどれでしょうか?
それは、1番の「事前のインターネット予約」です。出発前にオンラインで手続きしておけば、現地では予約確認書を見せるだけでスムーズに受け取ることができます。
もちろん、現地の営業所で直接手続きすることも可能ですが、人気の車種やお得なプランは早い段階で満車になることが多く、当日だと空きがない場合も珍しくありません。
また、ネット予約なら料金比較や保険プランの確認も簡単にでき、日本語サイト対応の大手レンタカー会社を利用すれば、英語に不安がある方でも安心して手続きできます。



特に観光シーズン(夏休み・年末年始・連休など)は混み合うため、旅行の1〜2週間前には予約を完了しておくと安心です。
レンタルする際に必要なもの
パスポート(必須)
有効な日本の運転免許証(必須)
クレジットカード(必須)
国際運転免許証(参考)
これらをあらかじめ用意しておくことで、予約も現地での手続きもスムーズに行えます。
ハワイでレンタカーを借りられる年齢
日本では18歳から運転免許を取得できますが、ハワイでレンタカーを借りて運転できるのは、通常21歳以上です。(※一部のレンタカー会社では20歳から貸し出し可能な場合もあります。)
21〜24歳は「ヤングドライバーフィー」が発生
21歳〜24歳の方は、ヤングドライバーフィー(Young Driver Fee)と呼ばれる追加料金が発生します。
この料金は、若年層ドライバーの事故リスクが高いとされるために設定されています。
相場は1日あたり約25〜29ドル(約3,800〜4,400円)前後。
たとえば、1週間レンタルする場合は150〜200ドルほど上乗せになる計算です。
保険の種類と選び方
レンタカーを利用する際は、事故やトラブルへの備えとして保険への加入がとても重要です。内容をしっかり理解したうえで、自分に合った補償を選びましょう。
主な保険の種類は以下のとおりです。
- 自動車損害賠償保険:車をレンタルすると自動的に加入する保険です。
- 車両保険、車両盗難保険:車両に対する補償制度(免責あり)
- 搭乗者保険 :ご自身または搭乗者に対する医療費の補償
- 盗難保険:手荷物の紛失に対する補償
- 免責軽減制度:上記車両保険、車両盗難保険の免責を軽減する制度
- 緊急医療保険:レンタカーの利用期間中に発生した緊急の医療状況に対応し、必要な医療サービスの費用をカバー
どの保険も万一の際に頼りになるものです。旅行の内容や運転の不安度に応じて、必要な補償をしっかり選ぶことが大切です。
ハワイ国際免許 完全ガイドまとめ


ハワイの大自然と美しい海岸線を、自分の運転で巡る時間はまさに、自由そのもの。心地よい風を感じながら、寄り道した先で出会う絶景やローカルフードは、ツアーでは味わえない旅の醍醐味です。
日本の免許でも運転はできますが、国際免許証を持っていればハワイでのドライブがより安心・安全に。
準備を整えておけば、トラブルを防ぎ、最高の思い出を作ることができます。ハワイでしか味わえないドライブの感動を、心ゆくまで楽しんでください。




























